参加費について思うところを書いてみました。
活動や運営について、ドネーション(寄附)制に取り組んでいます。
行政の相談窓口や、デイケア、子育て支援センター、学校での相談等の公的サービス等は、税金や医療保険で運営されているため無料もしくは低額で利用できる代わりに、分野ごとに利用年齢や対象の制限が設けられています。その範囲で利用できる時には、とても便利な制度です。ただ、年齢や状況、相談内容によっては対象外とされて利用できない場合があります。年齢や状況や相談内容に関係なく一貫して利用できる場所が欠けているため、新たに作っていく必要があると感じています。現時点では、そういう取り組みに対して公的な資金をもらえる仕組みがないため、自主運営で運営してみることにしました。
参加費の支払いが参加の障壁(バリア)となることを望んでいません。さまざまな経済状況にある人たちがいます。経済的に支払いが難しいときは無料で参加することもできます。もし、今、経済的に余裕があるという人は応援していただけると、今後も誰でも利用することができる場を維持し、この取組みを継続していくことができるようになります。ワークショップは参加費を設定していますが、お支払い方法や時期はご相談を承ります。
参考までに、類似しそうな市場の価格を下記に記載してみました。
◇フリースクールなど、学校以外の学びの場
月/13,000円~50,000円
補助がでないことが多く、高めの傾向にあるようです。
◇デイサービスなど
半日~1日/1500円~4500円
別途公的補助を申請できる仕組みがあるようです。
◇個別相談やカウンセリングなど
1回1時間~1時間半/2000円~9000円
所属していないと利用できないことが多いようです。
◇レスパイト・一時預かり・ショートステイ
1日/1500円~5000円
病院併設の場合は一部負担、
施設利用の場合は、障がいの有無や所得に応じて
利用負担が変わるようです。
これは、自分が得た何か(有形の物、無形のサービス問わず)の対価として支払う関係を見直すための試みの一つです。病院や施設や学校が肌に合わない時に、そうではない場所を選択肢に入れるために、今までと違った場所の運営ができるのかを試す取り組みでもあります。次にこのような場所や、人との出逢いやつながりをつくる機会を必要とする方たちへ想いや願いをつないでいくために、今のあなたにとって「負担とならない形」でお支払い下さい。もし、今はお支払いが難しいときであれば、少し余裕がでてきたときでも構いません。